住まいるコラム

2020-09-05
心地よい家 新快適空間

壁一面の窓と中庭 季節や自然身近に

外観

中庭を挟み左が書斎、右が住居棟

 「季節や自然を身近に感じながら、生活を楽しめる家にしたかった」。30代のNさん夫婦は昨年6月、広島市安佐北区に木造2階建てを完成させた。小高い丘にある敷地は約280平方メートルと広く、南に山がそびえ、北は眼下に緑や町並みが広がるロケーション。設計を依頼された建築家の中村克彦さん(中区)は広さを生かし、敷地中央に約23畳の中庭を設け、東側に住居棟、南西側に平屋の書斎棟を配した。

 住居棟1階は吹き抜けの大空間LDK。床は南窓を介して、中庭やその向こうの書斎棟と段差なくつながっている。中庭には勾配がないため、雨の日はうっすらと水がたまり、冬には薄氷ができる。LDKの北側は壁一面をガラス窓とし、緑の景観を取り込んだ。片流れの大屋根をつたって流れ落ちる雨垂れを楽しめるようにと、雨どいをあえて設けなかったのも特徴の一つ。「一日一日を豊かな気持ちで過ごせる」とNさんは満足そうに話す。

LDK

緑の眺望