住まいるコラム

2019-06-08
暮らし発見!!住まいるコラム

住まいや暮らしに関わる専門家がテーマに沿って月替わりで語るコーナーです。
6月はマエダハウジング(広島県府中町)代表取締役の前田政登己さんに住まいの省エネについて聞きました。
第2回のテーマは「浴室とトイレ」です。

省エネ編 保温浴槽や節水トイレに注目

 光熱費を抑えながら快適に暮らす─。住まいの省エネを考える上で、浴槽や浴室の断熱性能の向上もポイントの一つです。

 浴室のエネルギー消費を抑えるには、「追いだき」の回数を減らす必要があります。近年は断熱性が高く、湯温が低下しにくい「保温浴槽」が多く開発されています。湯が冷めにくいので入浴時間に差がある家庭でも追いだき機能を使う回数が減り、経済的です。

 例えば、TOTOの「魔法びん浴槽」は浴槽が発泡スチロールで覆われ、保温効果に優れます。お湯張りから4時間後も温度の低下は2.5度以内に抑えられるとされます。

 浴槽の形も、シャープな直線のスタイリッシュなものや半身浴のできるベンチが付いたものなど種類はさまざまです。ベンチやステップのある浴槽なら、ためるお湯の量も少なくて済み、節水効果もあります。洗い場の足元もひんやりしない素材を使い、浴室の壁にも断熱材が入っています。さらに断熱窓を選べば、急激な温度変化で心筋梗塞などを起こすヒートショック対策にもつながります。

 このほか、家族が4人以上の場合、一番多く水を使う場所がトイレです。対策には節水型のトイレがお薦めです。渦巻き状に水が流れ、少ない水量でしっかり洗浄。従来に比べ、約75%の節水効果を持つ商品もあります。

浴槽の断熱はもちろん、ふたにも密着性をもたせて徹底的に断熱。浴室の構造部分にも断熱を施しているので、ヒートショック対策も万全。

どのメーカーもお風呂の断熱は標準となっている。浴槽の周囲に断熱材を加えることで断熱効果を上げている。イラストはTOTOの「魔法びん浴槽」。

少量の水で汚れが落ちるように、各社とも水の流れや便器の材質を研究している。
写真はTOTOの「トルネード洗浄」。

最近人気のタンクレストイレ。各社さまざまなタンクレストイレを出している。効率的な水流により節水はもちろん、コンパクトなサイズで掃除もラクラク。

担当者写真

前田 政登己さん